能楽展示会 あわぎんホール4階茶室、和室 10月5日水曜日 11時~18時

 NPO法人徳島能楽振興会は平成16年(2004年)に会を結成し、平成18年(2006年)にNPO法人として認可されました。令和3年(2021年)までに当会が主催、協力した能狂言公演の資料や能舞台の模型、舞扇などをあわぎんホール4階和室で展示します。またNHKで現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物が能の世界ではどのように描かれているかを月岡耕漁の能画や謡本で紹介し、当会会員所持の刀剣も展示します。こちらの写真は肖像権等の問題がありますので、写真撮影は御遠慮下さい。

 同日ミュージカル「刀剣乱舞」製作委員会主催の「にっかり青江単騎出陣」の徳島公演があわぎんホールであります。私たちは丸亀や高松の町おこしを目的に活動している「ニッカリ青江友の会」が作成した「切れてる石灯篭」の模型を4階茶室の中庭に展示(こちらの石灯篭は、ニッカリ青江友の会の所有で、撮影は当日の案内・規則の範囲で自由です)、茶室では銘切プレートの実演や阿波和紙を使った和風アクセサリーや観世流謡本や対訳本の販売を予定しています。

 「刀剣乱舞」とは20151月より配信されたテレビゲーム(PCスマホアプリゲーム)で、有名な刀剣を擬人化した刀剣男士を歴史改変をもくろむ敵と戦わせます。このゲームの人気で日本刀ファンが急増するなど大きな話題になりました。メディアミクスとしてミュージカル刀剣乱舞、舞台刀剣乱舞の舞台化、アニメTV・映画放送(刀剣乱舞花丸、活撃刀剣乱舞)、実写映画公開もされました。

 能楽と刀剣の関連といえば能「小鍛冶」小狐丸、「土蜘蛛」膝丸、「鵺」獅子王は「刀剣乱舞ONLINE」内では刀剣男士として顕現しゲーム内で活躍しています。「紅葉狩」「羅生門」など鬼と戦う能や「船弁慶」「敦盛」といった修羅物では太刀や長刀をもつ能も数多くあり、狂言では「長光」「粟田口」といった刀派が題名になった演目もあります。

 「にっかり青江」は能との関連はないですが,、武士が夜道でにっかり笑う女の幽霊を切り捨て、翌朝確認をしたら石灯籠が真っ二つになっていたという伝説を持ち、「切れてる石灯籠」模型はこの話を元に作られました。備中の刀工集団青江派の青江貞次作の、元々は75㎝を越える太刀として製作され、現在は大磨上げにより刃長60.3㎝の大脇差です。この石灯籠を切った武士から柴田勝家、丹羽長秀、豊臣秀吉、秀頼へと所有は移り、さらに大坂冬の陣の和議の礼として京極忠高に与えられました。讃岐の丸亀藩主である京極家に代々受け継がれましたが、明治になり京極家の所有を離れ、刀剣商の所持となり、平成9年(1997年)に丸亀城築城400年記念として丸亀市が6000万円で購入し、丸亀市立資料館に所蔵されています。

エレベータを4階で降りて右へ進み、石燈籠の見学や撮影を希望する方は茶室前の受付で番合札を受取り、和室でお待ちください。

 ミュージカル刀剣乱舞「にっかり青江単騎出陣」チケット購入はローソンチケットhttps://l-tike.com/nikkariaoe-tour/ にて

物販案内
 ★ 赤松刀匠 銘切プレート実演販売   ★ oblibion  藍染と阿波和紙に季節のお花を加えた   アクセサリー  
 ★壱彩 和風テイストの装飾品  ★彩遊 正絹など手染めのつまみ細工  ★ COFFEE
 ★NPO法人徳島能楽振興会(檜書店委託)    観世流謡本、袖珍本、対訳本など


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